6.稲刈りシーズンの祭り(Maa Ledungga)第4期で目指すこと

3年ごとに開催している祭りMaa Ledungga(マラドンガ)は、今年で4回目です。
Maa Ledunggaの第4期では、「サンクチュアリ(守られるべき大切な場所や価値)」をテーマとして取り上げます。
サンクチュアリとは、環境や人権など、社会の中で大切に守られるべき領域を指す言葉です。
このテーマは、人間が自然を支配しようとする欲求や思い込みによって引き起こされた、環境や社会の混乱の広がりを背景にしています。
人間は、自分たちを「完璧な存在」と考え、あたかも自然を自由に利用する完全な権利を持っているかのように感じています。こうした自然の搾取は、やがて自然破壊へとつながります。
その背後には、権力を求める欲望があり、人間は次第に傲慢になっていきます。そして他の生き物を、意のままに利用できる「物」のように扱うようになります。
同時に、人類は「進歩」や「文明」の名のもとに発展を続けているにもかかわらず、イデオロギーの違いや抑圧、社会的な格差が原因となって、争いや戦争が今もなお続いているのです。

「サンクチュアリ(守られるべき大切な場所や価値)」というテーマは、私たちにさまざまな問いを投げかけます。
本当に、守られるべき大切な場所を必要としているのは、誰なのでしょうか。人間以外の動物や植物、その他すべての生き物でしょうか。それとも、他者の欲望によって権利や居場所、生きる手段を奪われる人間自身でしょうか。
あるいは、終わりのない欲求――貪欲や権力への渇望こそが、本来守られるべき存在なのかもしれません。
アーティストやビジュアルクリエイターなどの皆さまには、それぞれの芸術的な表現や美学を通じて、このテーマを考える機会を持っていただけると嬉しく思います。一人ひとりがじっくり考えたり感じたりすることで、多様な解釈が生まれることを期待しています。
参考
https://lipunaratif.com/mencipta-tanpa-merusak-seni-alam-dan-masa-depan/



